ギャラン

エアコンガス補充

車輌名:三菱ギャラン

冷媒:HFC-134a
規定量:670〜710g
オイル添加剤:NUTEC NC-200

車輌型式:E-EA1A
作業実施日:2022年8月20日

コンプレッサー稼働中にレシーバーのサイトグラスを覗くと多量の泡立ち。エアコンシステム内の冷媒量が減ってると判断出来るので補充。 今回はついで作業として、コンプレッサーオイル添加剤 NUTEC NC-200も投入。

作業工程 1    

ガスチャージホースのバルブの針を上げた状態でガス缶をねじ込み固定し、
『L』表示の低圧側ポート
のキャップを外してクイックカプラーを接続。

 

 

  作業工程 2    
 

ホース内のエア抜きを行う。締め込んだガス缶をゆっくり緩め、車輌側の圧力を利用してホース内のエアを抜く。一瞬ガスが放出され『プシュッ』と鳴ればエア抜き完了。

   
 

 

 

     
    作業工程 3
   

エンジンを始動しエアコンを稼働させる。最低温度、風量最大、内気循環、風向は前方、窓を全開またはドアを開け、コンプレッサーが常時動作する状態にする。

   
   
     
     
    作業工程 4
       

圧力メーターを観察。コンプレッサーが稼働してる時の圧力をメーターで確認。メーターは適正値を示していたが、レシーバーのサイトグラスから多量の泡が確認されてるので補充を決行。

     

       


低圧側ポートからの圧力値は参考とし、エアコンシステム内の冷媒量はサイトグラスの泡の状態で判断するのが望ましい。

作業工程 5

     

ガス缶を立てた状態で冷媒の補充を開始。絶対に下に向けない事。バルブを奥まで締め込んで針を刺し、ガス缶に穴を空ける。穴が開いたらバルブを緩め針を上げて行くと冷媒が圧力差でエアコンシステム内に移動を始める。

     

冷媒の補充が進むに連れガス缶内の圧力が低下し、缶が冷たくなる。冷媒の移動が悪くなるので、缶を暖めたり振ったりして移動を促進させる。

補充開始時やコンプレッサーが停止した際、一時的にメーターの指針が跳ね上がる事があるが問題ない。

   
    作業工程 6  
   

コンプレッサー稼働中にサイトグラスの泡が時々見える程度にまで減少すればバルブを閉め、補充を完了させる。圧力メーターが適正値を差してる事を確認。クイックカプラーをLポートから抜き去りキャップを取り付けて補充作業完了。

 
 

 
 

整備解説書より抜粋

   

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コンプレッサーオイル添加剤の注入

 

 
オイル添加剤はエアコンシステム内の圧力過多にならないよう、冷媒を補充する前に実施。注入の際はオイル缶を逆様に向け振って注入を促進させる。作業手順やエア抜き等は冷媒の補充と変わらない。