バキュームメーター(負圧計)装着作業工程

ギャランドゥギャラン

作業工程 1

まずは装着するためのベゼルの作製です。装着箇所はメーターバイザー左脇。完成イメージを描きながら、型紙のための型紙を適当な

紙で最大寸法となるよう現車合わせで作ります。作るといってもグローブボックスに入っていた整備明細書を折り曲げただけのモノですが、これが全ての基本となって完成品に向かうことになります。

作業工程 2

この型紙を基に、今度は厚紙でベゼルのベースとなるアイロン形の型紙を作り、3mm厚MDFを型紙に合わせカット。

ギャラン
バキュームメーター取り付け

これにM6爪付きナットを打ち込んだ9mm厚MDF片と、ヒンジ部をグラインダーで切削した付属のφ65mmケースを木工用ボンド&ホットボンドで固定。ホットボンドは位置決めズレ防止として使ってます。


作業工程 3

今度は型紙を実際に取り付ける状態でメーターバイザーに合わせ、予め型紙にマーキングしてあった位置でM6用ボルト穴と配線用10mm×30mm穴を空けます。フロントガラスに当たりながらも何とか電動ドリルを使うことが出来ました。そのままでは線材をキズ付けるので、穴空け後のバリ取りは必需です。

作業工程 4

次に完成イメージに合わせ5mm幅にカットした厚紙で立体的に骨格を組んでいきます。この上から約5mm厚にパテを盛ることを考慮し、その分実際より一回り小さめに厚紙で形状を構成していきます。骨格へのセロテープ

目張りでパテの内部侵入を抑え、型崩れを防ぐことでより完成イメージに近づけた製作をしていきます。中空なので軽量化にも貢献し、パテの硬化が早く作業性も向上しますが、肉厚が薄すぎると強度不足になるので注意が必要です。




作業工程 5

装着部周辺にガムテープでマスキングを施し、実際の取付位置にM6ボルトでMDFベースを固定します。湾曲したバイザーとの隙間にパテを押し込み埋めていきパテの硬化を待ちます。今回はドライヤーで加熱し硬化を促進させました。

作業工程 6

パテが硬化したらバイザーからMDFベースを取り外し、今度は全体的な形状を出しつつパテを骨格の上から盛っていきます。パテ量が少ない箇所が出来ると、後工程の形状出しでその都度パテ追加〜乾燥が必要となり時間ロスに繋がるので、パテは少々多めに盛っておくのが作業のポイントです。80%ほどの硬化したら次工程へと移ります。


作業工程 7

いよいよ全作業工程の中で一番楽しい形状出し工程に入っていきます。360度回転させながら全体的なシルエットを確認しつつ目視と手触りでの感触を頼りに、完成度90%までグラインダー一本で一気に切削し形状を出していきます。仕上げは半丸鉄ヤスリと

#80〜#120サンドペーパーで微妙なRと滑らかさを手作業で整えていきます。殆どがRで構成されたパーツなので、今回サンダーは使っていません。手触りでの凹凸はレザーを張ってもそのまま残るので、表面は極力滑らかに均しておくのがポイントです。


作業工程 8

ベゼル製作最終工程のレザー張りです。ダッシュボードの色調に合わせ黒を使いました。レザーは引っ張りやすくするためケチらずに少々大きめに裁断しておきます。

ここで失敗したら全てが水の泡。ベゼル本体とレザー裏面にG17を均一に塗布し、ドライヤーで乾燥を促進させ半乾きになったら、レザーを力業で引っ張りながら張っていきます。これでベゼルの完成です。ほぼイメージ通りに作ることが出来ました。

作業工程 9

ここからは車輌側の作業に移ります。まずはセンサーを取り付けます。センサーからメーターに繋ぐハーネスが意外と短かく、取り回しに余裕を持たせるため、少しでも車内側に近い位置を選び取り付けました。次にサージタンクに繋がるホースを抜いてT形分岐の片端に繋ぎ替え、もう片端とサージタンクを

約3cmに切った付属のホースで直線的に繋ぎ直します。更にT形分岐の残りの差込口からフィルターを経由させ、センサーまで取り回しに余裕を持たせてホースを配管します。配管は各部に負荷が掛からない状態で固定しておきます。

作業工程 10

次にエンジンルームに取り付けたセンサーからハーネスを車内に引き込みます。ジャッキアップで運転席側のホイール&インナーカバーを取り外し、ラバーグロメットに穴を空けてハーネスを車内に引き込みます。この時、ドアと車輌間を繋ぐ配線ブーツを車輌側から外しておき、フェンダー内から引き込んだハーネスを一旦ブーツ脇から引き出し、そこから改めて車内へと二段階に分けて通すと簡単に引き込むことが出来ます。引き込んだハーネスはダッシュボード背面からメーターバイザー内まで通しておきます。



作業工程 11

電源ハーネスを常時電源、IG電源、イルミ、GNDにハンダ付で配線。付属しているモノはハーネス長が短いので、予めAWG20の線材をハンダ&スミチューブで延長しておきました。常時電源&IGはリモスタハーネスから、イルミ線はテールランプラインから別用途で引いている配線に繋げました。

作業工程 12

セットアップ用SWの取り付けです。スピードメーターのベゼルに配線用の穴を空け、両面テープで固定します。このSWのハーネス長もかなり短かいので電源ハーネスと同じくAWG20の線材で延長しています。延長した4本の線材は取り回しの自由度を考え四つ編みで纏めています。

作業工程 13

センサーハーネス、電源ハーネス、SWハーネスを予め製作したベゼルに通しておきM6ボルトで固定します。負圧計に各ハーネスをコネクタ接続しベゼルに収納したら取り付け完了です。各配線を纏め、メーターバイザーやアンダーパネルを元に戻して取り付け作業の終了です。

作業工程 14

最後にバックライトやサウンドなどメーター機能のセッティングを行います。ここで『ワーニング設定』が出来ても、『サウンド設定』『バックライト設定』にセッティングモードが入っていかない・・・という方がおられるのではないでしょうか。取扱説明書には、『3秒間<SET>キーの長押しでワーニング設定、サウンド設定、バックライト設定の順に設定されます。』と記載されています。操作前にまずこの説明文が理解できず悩みました。実践してもやはり『サウンド設定』『バックライト設定』のモードに入れることが出来ません。ですが、色々と試してる内に各セッティングモードへの入れ方が解りましたので、お困りの方やセットアップを諦めてしまった方は下記を参考に今一度チャレンジして下さい。


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3秒間以上の<SET>キー長押しで指針が点滅を始め、『ワーニング設定』→『サウンド設定』→『バックライト設定』の順に切り替わっていきますので、セッティングしたいモードに替わるまで待って<SET>キーから指を離して下さい。

例えば『バックライト設定』のモードに入れたい場合は、<SET>キーを押しっぱなしにし【ワーニングランプ/赤】と【PEAK/青】が交互に点滅するのを確認して<SET>キーから指を離すと、バックライト照度が調整可能な状態となります。その後<PEAK>キー:(+)と<SET>キー:(-)で照度を調整して下さい。5秒間キー無操作でセッティングモードは終了しセットアップ完了となります。

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