ギャラン

シフトブーツ製作工程

※ギャランシフトブーツ自作

作業工程 1

まずは車輌からシフトパネルを取り外し、採寸にてシフトブーツが実際にパネルから露出する部分の型紙を作ります。パネル開口部に嵌っているゴム枠は未使用を前提に寸法設定しています。台形の上辺に当たる箇所は30mmとし、最終縫い合わせたブーツが多少レザーが伸びてシフトグリップが通過するような寸法設定としました。

作業工程 2

工程1で作った型紙を基に、今度は実際にレザーを裁断する大きさに余白を取ったサイズで型紙を作ります。上部はシフトグリップ根元にタイラップ留めで固定するため、底部はパネルに挟み込み固定するため、サイドはステッチ縫いするための各部余白です。

作業工程 3

工程2で作った型紙をレザーに合わせ裁断します。ここで奥さんからご指摘。『両サイドの余白が少ないと後で生地を折り返してのステッチ縫いがしにくいから、余白は大きめに取っておきましょう!余分な箇所は縫った後で切り落とせはok!』だそうです。

ってことで、型紙より左右に更に大きく裁断しました。

奥側のパーツを二分割しているのは、全ての繋ぎ目をステッチ縫いとすることは不可なので、目立たない奥側で袋とじに縫い合わせるためです。また最終的に現車合わせでこの箇所を寸法調整します。

作業工程 4

裁断したレザー裏面に工程1で作った型紙を宛い赤ペンで型取ります。

作業工程 5

いよいよミシン君の登場です。裁断した各パーツを縫い合わせていきます。なんせミシンなんてを使うのは生まれて初めてのこと。奥さんからレクチャーを受けつつ、


上糸のテンション調整を兼ねて感覚を掴むまで少し練習しました。使用したのは上糸、下糸ともにジーンズステッチ#20/焦げ茶色です。

作業工程 6

隣り合うレザーの表面同士を赤ペンで型取ったラインで合わせ、ラインから1mm程度のクリアランスを保ってミシン掛けをしていきます。

縫い合わせた後はそれぞれのレザーを左右に折り返して表側からステッチ縫いを施し、背面の余分な部分を切り落とします。慣れていないミシン作業、まっすぐ縫うのはなかなか難しいものです。

 

ジグソーのように思い通り扱うことが出来ません。やっと慣れてきたと思った頃には全て縫い終えました。

作業工程 7

最後に向こう面で袋とじにして縫い合わせて基本となる形が出来ました。当初ステッチの色使いで迷いましたが、結果的に焦げ茶で正解だったようです。赤や黄など目立つ色を使う場合は、ミシン掛けの慣れた人に頼みましょう。

作業工程 8


ひとまず縫い上がったブーツをシフトパネルと共に仮装着し、装着具合やシフトの操作感を確認します。見た目の雰囲気はまずまずイメージ通りで問題ありません。少々蛇行したステッチは、実装してみるとブーツ表面が大きくうねるので思ったより目立ちませんでした。

そして問題点は、
@P⇔D、(+)⇔(-) 動きに滑らかさがない。
A
寸法が大きくシフトパネルへの収まりが悪い。

作業工程 9

仮装着したブーツを車輌から一旦取り外して問題点の手直しです。シフト操作をスムーズにするため生地にしなやかさを持たせます。レザー裏面に編まれている繊維をカッターナイフ背面で削り取り、編み目をくずすと共に厚みを薄くします。

元々柔らかい生地なのですが、ステッチ縫いの折り返しでしなやかさが損なわれたようです。全面加工でかなりしなやかな生地になりました。

作業工程 10

向こう側合わせ面でカットし縫い合わせて周囲寸法を縮めました。

作業工程 11

手直ししたブーツを本装着します。ブーツを裏返したままグリップを通し根本でタイラップ固定します。ブーツ裾を固定する際は、シフトをNレンジ(キーACCでシフト操作+フットブレーキ)で位置決めすると、操作負荷の少ない位置でブーツ固定することが出来ます。工程9&10の手直しでシフト操作もスムーズになり、装着した時の余計なタルミもなくなりました。

その後の手直し

実装での走行で下記の問題が発生し改善を図りました。

@シフトレバーへの固定不具合

シフト操作の繰り返しでブーツを固定していたタイラップが脱落。固定しているシフトノブがテーパー形状になってるので少々不安がありましたが、やはり単純にタイラップで固定するだけではダメなようです。そこで20mm幅に切った滑り止めゴムシートをタイラップでシフトレバーに予めガッチリ固定しておき、その上からブーツを被せて更にタイラップ締めすることで脱落防止としました。

Aシフト操作感触

スポーツモード【-】レンジへのシフト感触が今ひとつ良くありませんでしたので、今度はシフトをNレンジではなくDレンジを基準とし、また全体的に若干の余裕を持たせてブーツを装着し直すことで改善しました。