今春から悩まされていた『セルモーターが回らない』の件。セルモーターを交換し、インヒビタースイッチを交換し、それでも再発。最後にリモスタを疑い、取り外し様子を見ること一ヶ月、、、今までよく発生していた『長距離走行後』のシチュエーションでもまったく発生はなし。この結果を受け、真の原因はリモスタの不具合と結論付けました。ほぼ間違いないでしょう。
では、なぜ最初にリモスタを疑わなかったのか・・・それはリモスタ動作にはまったく異常がなかったから。キーを捻ってセルが回らない、、、走行距離、年数、過去の事例からして一番疑わしきはインヒビタースイッチ。現在の走行距離21万km、前回は9.6万kmで交換してる経歴からも一番疑わしい。しかし『P』でも『N』でもセル回らず。ってことはセルモーターの不具合、、、か。しかし、セルモーターの交換に於いても症状は改善されず。引き続き検証を続けてると、今度はインヒビタースイッチ不具合の症状が・・・『P』で回らず『N』で回る。何か腑に落ちないも前に進むしかなく、インヒビタースイッチを交換。しかし、、、またもや改善されず。
電気配線図を確認する限り残るはイグニションスイッチとリモスタ。ここで初めてリモスタを疑うことになる。考えてみればリモスタには『P-N』検知の機能が備わっており、そこに異常を来すとインヒビタースイッチ不具合時の同様の症状が発症しても不思議ではない。今回は不覚にもそこに惑わされてしまった。そしてリモスタの取り外しで検証した所、症状はようやく沈静化したと言う次第で。
かなり遠回りにはなったが、やっとの事で原因究明に至りました。インヒビタースイッチ交換については前述してるようにそろそろ寿命が近いと思われ諦めもつくのだが、セルモーター交換に関しては不要な交換、不要な出費となってしまった。結局は、電装品を後付けしたりイジったりする事はトラブルの原因になったり、原因究明の妨げになったりすると言うことを改めて思い知らされる事例となりました。自己責任の何物でもない。リモスタを装着する上でのリスクはあるが、これから暖機時間の長くなる冬を迎えるに当たり、懲りずにまた装着する事になると思います。
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