前回のブログ掲載後、『具体的な内容を教えてもらえませか』と、とある方からご要望のメールを頂きました。では折角なので、こちらをご覧頂いてる皆さんにも当日の質疑応答の詳細をご紹介させて頂こうと思います。
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@最低地上高に関する規定詳細
Q:最低地上高が90mm以上であることは認識してますが、エンジンカバーなどの樹脂製パーツは50mm以上の解釈で間違いないですか?
A:エアロパーツやエンジンカバーなどの樹脂製パーツは50mm以上となります。但し、エンジンカバーについては車輌構造にもよるので一概に問題なしとは言えないのですが。
Q:現状でギャランの最低地上高はエンジンカバー部で50mm以上、90mm未満となってます。<構造及び装着状態を説明にて>問題ないですよね?
A:前後車軸からのオーバーハング部については別途計算式による規定がありますが、説明を聞いた限りではまず問題ないでしょう。
A全高に関する規定詳細
Q:最低地上高に関わらず、全高は±40mm以内でなければならないとの記述を確認したのですが・・・
A:継続審査に於いてサスペンション等の構造変更を伴う改造がなければ不問です。つまり一般的な車高調への変更(コイルスプリング式→コイルスプリング式)なら±40mmの規定は適用外となります。極端に言えば、この変更に於いて車高を500mmリフトアップしても問題ありません。但し、車輌の新規登録の際は変更届が必要となります。
B車高調整式ショックアブソーバー装着による最低地上高測定方法
Q:調整範囲の最下位置と最上位置の中央部での測定にて判定するとの記述を確認したのですが・・・
A:調整に工具等を必要としない調整式サスペンションに於いて適用となります。つまり、車内から調整可となるエアサスなんかがそれに当たります。コイルスプリング式の一般的な調整式ショックアブソーバーは工具を要する調整になりますので、調整後の最低地上高測定値を適用し、判定することになります。
Cホイールスペーサーの装着に関して
Q:スペーサーの装着は問題なしと認識してるのですが・・・
A:タイヤ及びホイールのはみ出しがなければ装着しても問題ありません。
D車幅灯に関する規定詳細
Q:ウィンポジ(黄)とハイポジ(白)の同時点灯はやはり非合法になりますか?<灯火状態の略図を示して説明>最近の新型車輌で疑問に感じる点灯状態の車輌があるのですが・・・
A:車輌年式は?
Q:平成10年式です。
※年式によるのか?の質問はしませんでした。
A:明るさとか点灯状態など細かい規定はあるのですが、同色点灯である必要があります。
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以上となります。今回の質疑応答は、自分のギャランが現状に於いて『保安基準に対してどうなのか』を知ることを目的とした質問に対する回答となってますので、掲載内容の他にも詳細な規定が存在すること、記載内容の信頼度が100%ではないことを考慮の上解釈して頂き、参考にして貰えれば幸いです。 |